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院長のブログ

歯を白くするホワイトニングについて

美しい白い歯の笑顔は、憧れですよね。

当医院でも多くの患者さんがホワイトニングに関心を抱かれており、たくさんの問い合わせを頂いております。そこで、よく寄せられる質問にお答えします。

歯を白くしたいのですが、ホワイトニングとはどのような治療ですか?

ホワイトニングは、歯の内部の色素を除去し、歯の色を明るく変化させる治療です。

治療前には、現在の歯の色と目標の歯の色を確認するためにシェードガイド(歯の色見本)を使用します。

目標の歯の色が決まったら、ホワイトニング処置を開始しますが、白くなるまでには時間がかかることがあります。効果が現れるスピードは個人によって異なりますが、継続することで目標の歯の色に近づいていくことができます。

ホワイトニングのお薬は歯に害はないのでしょうか?

ホワイトニングに使用する薬は主に過酸化水素や過酸化尿素が使われます。
これらの薬は歯の内部の色素を分解することで歯を白くする効果があります。
ただし、歯を痛めることなく安全に使用できるようになっていますので、ご安心ください。またホワイトニングの薬には殺菌作用もありますので、ムシバや歯周病菌の減少にも効果が期待されています。

ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの違いは何ですか?どちらがお勧めですか?

ホワイトニングにはホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの2つの方法があります。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは自宅で行うことができ、自分の都合に合わせて行うことができる利点があります。ただし、効果が現れるまで継続してホワイトニングを行う必要があります。

オフィスホワイトニング

一方、オフィスホワイトニングは歯科医院で行われ、その日のうちに歯を白くすることができますので、急いで歯を白くしたい方にはおすすめの方法です。
オフィスホワイトニング後にさらに歯を白くしたい方は、ホームホワイトニングに移行して継続的に漂白することが効果的です。

ホームホワイトニングは、どれくらいの治療期間がかかりますか?

個人によって色調の変化には差がありますが、おおよそ2ヶ月程度の時間がかかると考えられます。

また、上の歯の方が下の歯より白くなりやすい傾向があります。歯の部位によっても色調の変化に差が出ることがありますが、ホームホワイトニングを継続して行うことで差がなくなり均一の白さになることができます。

ホワイトニングによって白くなった歯は、その白さをずっと維持することができますか?

ホワイトニングによって歯が白くなったとしても、普段の飲食や時間の経過により、徐々に元の色合いに戻る可能性があります。
白さを持続させるためには、数ヶ月に1度の再ホワイトニングがおすすめです。
この再ホワイトニングは比較的短時間で効果が現れ、歯の白さを回復させます。再ホワイトニングの頻度は自分自身の感じ方に応じて、着色が気になった時に行うことができます。

歯が白くなったとしても、コーヒーをよく飲むので歯の着色が気になります。これに対処する方法はありますか?

コーヒーや紅茶のような飲み物は、頻回に口にすることで歯に着色しやすい傾向があります。コーヒーを飲んだ後に少量のお水を飲むと着色を抑えることができます。
さらに、定期的な歯科医院でのクリーニングや必要に応じて再ホワイトニングを取り入れることをおすすめします。
また飲食による歯の着色除去に歯磨剤を利用するのもおすすめです。
歯を白くする歯磨剤がたくさん市販されていますが、研磨剤が多く含まれているものは、着色除去の効果も高いのですが、歯を傷つけることから注意が必要です。
安心してご使用いただける歯磨剤をいくつか紹介します

ルシェロホワイト

弱アルカリ性のペーストが汚れを浮かし、歯より軟らかくきめ細やかなLime粒子(清掃剤)が着色を除去します。虫歯予防のフッ素が配合されています。

メルサージュヒスケア

知覚過敏を予防しつつ着色を除去するのでホワイトニング前後のケアにも最適です。

虫歯予防のフッ素、歯周病予防のお薬が配合されています。

B +

歯の汚れを吸着、分解することで着色をきれいに取り除くだけでなく、抗菌、口臭の消臭、歯の再石灰化(修復)などが期待できます。天然由来成分を使用しているため安心してご使用していただけます。

費用はいくらですか?

自費治療になります。

料金
オフィスホワイトニング 22,000円
ホームホワイトニング 専用マウスピース上下16,500円  
ホワイトニング剤1本につき1,650円(平均して6本程度使用します)

治療を受ける際の注意点

ホワイトニングができない方

妊娠中、授乳中の方、16歳未満の方、プラスチックアレルギーを有する方、光線過敏症の方、気管支炎、喘息の持病のある方、無カタラーゼ症の方

漂白する部位の注意点について

  • 歯周炎、ムシバのある方はそれらの治療を先に行います。
  • 根元がすり減っている歯、歯の噛み合わせが大きくすり減っている歯、歯の表面に亀裂(ヒビ)が入っている歯、歯根露出のある歯は知覚過敏症状が出やすい事があります。
  • 治療した歯(プラスチックを詰めた歯や被せ物が入っている歯)の色調は変わらないため、漂白後に色が気になる場合には詰め直しや被せなおしなどの処置が必要になる事があります。
  • 神経のない歯の漂白は別の方法になります。
  • 元々歯の表面に白い点や帯のある歯は効果が見込めません。
  • 抗生物質(テトラサイクリン系)によるものと思われるグレー系の変色歯には効果は見込めません。

ホワイトニング中に予想される不具合について

  • ホワイトニングを開始した初期の段階で歯に帯状の模様(ホワイトバンド)や白斑が現れる事がありますが、ホワイトニングを続けることで次第に目立たなくなります。
  • ホワイトニング処置中または処置後に歯の知覚過敏が起きることがあります。しかしこの過敏は一時的なものであり、通常は1日以内におさまります。知覚過敏が起きやすい人には、ホワイトニング後に特別な抑制のお薬を塗布するか、ホワイトニング処置の間隔をあける、またはホワイトニングの時間を短縮するなどの対応をしています。
  • ホワイトニング処置中に薬液が歯肉に触れると、歯肉が白くなり、少し刺激を感じることがありますが、これは一時的な現象です。しばらくの間、歯ブラシを当てずに様子を見てください。通常、数日で症状は改善されます。

ホワイトニング後の注意事項

  • ホワイトニング後1日程度は再着色を防ぐために色の濃い飲み物や食べ物(コーヒー、カレー、赤ワイン)は控えてください。
  • 酸の強い食べ物や飲み物(炭酸飲料、ジュース、アルコール、みかん、レモン、酢の物など)は、知覚過敏の症状を悪化させる可能性がありますので、注意してください。
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